トルココーヒー

コーヒーの入れ方の一種。水から煮立てて、上澄みだけを飲む方法である。

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歴史

オスマン帝国内のイエメン統治者オズデミル・パシャにより、コーヒー豆が皇帝に献上されたのが、約450年前。まずイスタンブルのタフタカレ地区でコーヒーが飲まれるようになり、その後ヨーロッパに広まる。
現在でもこの伝統的なコーヒーの飲用法は、中東・北アフリカ・バルカン諸国で共通している。
ギリシアとキプロスのギリシア人の間ではギリシア・コーヒーまたはビザンティン・コーヒー、アラブ人の間ではカフワ・アラビーヤ、アルメニア人の共同体ではアルメニア・コーヒーと称される。

飲み方

用意する道具としては、粉状にされたコーヒー豆・冷水・ティースプーン、トルコではジェズヴェ(Cezve)と呼ぶコーヒー用の鍋、それがなければ小さな手鍋。この鍋の深さはコーヒーの粉が沈むのに十分なほどであればよい。ジェズベは銅でできたヒシャク型で、木の把手がついている。
コーヒーの粉はティースプーンに1杯が、1人分の分量である。コーヒーと砂糖を同じ割合でジェズベに入れる。水を1人あたりカップ1杯ずつ、多すぎないように注意しながらジェズベに入れる。煮立てて沸騰してきたら火を弱め、浮かんできた泡をカップに等分に分けて入れる。ふきこぼれる寸前に火を止めて、ジェズベにあるコーヒーをカップに注ぐ。粉が沈むのを待って上澄みを飲む。好みによって、カルダモンで風味をつけることがある。

コーヒー占い

飲み終わった後のカップにソーサーをかぶせてひっくり返し、カップの底に残った粉の状態によって飲んだ者の運勢を占う「コーヒー占い」がある。

現地の諺

トルコには他人に親切にせよという意味で、「1杯のコーヒーにも40年の思い出」という諺がある。トルコ語で「40」には「かなり大きな数」という意味があり、「40年の思い出」とは「長年の思い出」ということになる。つまり、他人に1杯のコーヒーをご馳走するだけで、その親切をなにかにつけて思い出してもらえるものだ、という教えになる。

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