缶コーヒー

缶コーヒーとは、缶に入っていて、すぐに飲むことのできるコーヒー飲料である。主に自動販売機やコンビニエンスストアなどで販売されている。チルドカップやペットボトル入りの製品と総括してRTD(Ready to drink)コーヒーとも呼ばれる。

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    缶コーヒーはコーヒーを加工して作られる様々な二次産品(コーヒー風味の菓子やパンなど)の一つで、工業用コーヒー市場の製品に分類される。同じ保存食であるインスタントコーヒーの簡便性がさらに高められ、屋外でも手軽に消費可能である点が特徴。

    日本では喫茶店ブーム、インスタントコーヒーブームを経て本格的に商品化され、自動販売機の発達とともに飛躍的な成長を遂げた。以降も市場は拡大を続け、2008年(平成20年)時点で日本での清涼飲料水におけるシェアは3割を超えている。郊外のスーパーマーケットやディスカウントストアなどでは、24〜30本入りの箱単位で売られることも多い。

    日本の清涼飲料に使用される容器の構成は1999年(平成11年)頃にPET素材と缶の割合が逆転し、2000年代においてペットボトルが全体の88.1%となっており缶の使用は大きく減退しているが、コーヒー系清涼飲料に限れば2000年代においても缶が主流で、その割合は71.5%と大きく占めている。その理由として、食品衛生法で定められた高温・高圧での殺菌を行うため、スチール缶が強度的な面から多用される状況、と全国清涼飲料工業会は見解を示している。

    日本にて缶コーヒーに関する各種調査が行われており、各種項目において首位に選出されることが多い銘柄は「ジョージア」となっている。

    缶コーヒーが持つ、独特の風味・香り・味が発生する要因として、スチール缶など容器ごと行う殺菌工程、添加剤成分(後述)、コーヒーが本来持つ香りが熱や時間が経つことで飛んで薄くなってしまう特性(後述)、などが挙げられる。また、レギュラーコーヒーと差があると感じる人も存在するため、それに匹敵する味を求めて絶えず改良が行われている。

    容器入り清涼飲料水の製造において、缶コーヒーは手間の掛かる部類に入り、ライン清掃の間隔が他の飲料と比べ短く数時間から十数時間ごとに必要となっている(比較事例として緑茶は3-4日間隔)。また、製造直後からの味の変化が他の飲料と比べて大きく、フレーバーが落ち着くまでに1週間程度を要し、経過後に味・品質が一定となってから抜き取り検査を行い、合格したものを工場から出荷する体制となっている。

    飲み方に個々の嗜好が強く反映されるコーヒーを一様にパッケージして販売するという特異性ゆえに、日本独特の飲料とみられていた部分もあったが、実際には1970年代後期からはアジア、1990年代からは欧米など日本以外の国でも一部製造販売されている(後述)。特に東南アジアにおける販売伸張が目立つ。

    主なメーカーと主要銘柄

    缶コーヒー市場占有率における首位銘柄は「ジョージア」となっている。

    • UCC(ユーシーシー上島珈琲)
      • UCCミルク&コーヒー
      • UCCブラック・無糖
    • コカ・コーラ
      • ジョージア
    • サントリーフーズ
      • BOSS
    • キリンビバレッジ
      • FIRE(ファイア)
    • アサヒ飲料
      • WONDA(ワンダ)
      • CAFEO(カフェオ)
    • 日本たばこ産業(ジェイティフーズ)
      • Roots(ルーツ):キーコーヒーとの共同開発
    • ダイドードリンコ
      • ダイドーブレンドコーヒー
      • ダイドーデミタスコーヒー/デミタスブラック
      • D-1コーヒー
    • ポッカコーポレーション
      • ポッカコーヒー
      • Aromax
    • カルピス
      • AGFブレンディ・カフェラモード・シリーズ
    • 味の素ゼネラルフーヅ(AGF)
      • ブレンディ プラス 微糖
      • ブレンディ 挽きたてカフェオレ カロリーハーフ
    • ネスレマニュファクチャリング
      • ネスカフェ・サンタマルタ
      • ネスカフェ・匠
      • ネスカフェ・エクセラ
    • サッポロ飲料(サッポロホールディングス)
      • 生粋(きっすい)
      • がぶ飲みミルクコーヒー
    • 三本コーヒー
      • M.M.C.コーヒー
    • サンガリア
      • サンガリアコーヒー他
    • サンコー
      • fabo(ファボ)
    • ヤクルト本社
      • 珈琲たいむ
    • 岩泉産業開発
      • 龍泉洞珈琲(2000年・2001年・2002年モンドセレクション金賞受賞)
    • 伊藤園
      • W coffee

    など多数

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